midoriライターのMiquinoxです!
このシリーズでは、大麻解禁国でリアルなヘンプライフの発信をしているインスタグラマーたちにスポットライトを当ててご紹介。
“大麻が合法!”と言うと、ボング片手にパーティ三昧のいかついニーチャンネーチャン…みたいなノリを想像する方も多いかもしれません。
そんなイメージがいい意味でぶっ壊れる、「麻の持つポジティブな可能性に明るく楽しく、そしてちょっと真面目に向き合っている」若い世代を通して、ただの“ドラッグ”ではない“これからの麻との向き合い方”、ちょっと覗いてみましょう。
(本人より画像提供:Chronic Gals Podcast)
超キュートなヘンプ姉妹”Chronic Gals”(クロニックギャルズ)
Chronic Galsは、カナダ・バンクーバー在住の姉妹アシュリーンとライリーの2人組。2018年に国全体で大麻が合法化されたカナダでは、医療大麻はもちろん娯楽としての大麻も街中で気軽に購入できるようになりました。
鬱や不眠、消える事のない不安感などメンタル面での不調を大麻の使用で解消したアシュリーンとライリー。
2人はその翌年、「大麻は、ただキマって楽しいという娯楽的な面だけでなく計り知れない可能性を持つ植物。このポジティブな影響をシェアしたい。」とポッドキャストの配信を決意。ホームスタジオという名のライリーの寝室で、DIY精神満載の面白おかしく、“エシカルな大麻トーク”を発信し始めたのです。
合言葉は“グリーンレボリューション”
2人のポッドキャストでは毎回ゲストを迎えて、彼らの大麻との向き合い方についてリアルトークが繰り広げられます。実際に大麻をふかしながらキャッキャと話す声を聞いていると、自分もライリーの家に遊びに来ているみたい。たまに勢い余ってむせ返ってる声が聞こえてくるのも、ご愛嬌。
彼女達の会話でよく出てくるワードの1つが”グリーンレボリューション”。グリーンレボリューションとは本来は1940年代の農業革命を意味する言葉でしたが、ここでは麻を使った新しい産業や、エシカルな意識改革を示唆する共通言語のように使われています。
実際に麻は医療大麻としての人体への貢献はもちろん、繊維やプラスチック、燃料としてのオイルに姿を変える事もできる万能な植物。まだ未開の部分も多いとはいえ、人々の暮らしに与える可能性には期待が高まっています。
アシュリーンとライリーの大事なテーマは、大麻が人々に与えるポジティブな影響力を知ってもらうこと。大麻のリラックス効果でメンタルの悩みが解決することもあれば、いつか石油に代わるエコな燃料として、ヘンプ燃料がメジャーになる日も来るかもしれません。2人のポッドキャストではそんな話題をメインに、おふざけも交えてトークが弾みます。
アシュリーンの隠し箱
ポッドキャストの番外編・「Ash’s stash(アシュリーンの隠し箱)」ではアシュリーンのストックを大公開。真面目な話は抜きで、買い貯めた様々なブランドの大麻をただひたすら紹介&テイスティング。
「この味めっちゃウマ!!」
「てかストロベリーケーキ味って名前すごくな…は?!まじでイチゴアイスみたいな味すんだけど!ヤバ!!ウケる〜!!!(笑)」
と能天気なガールズ2人が大麻のテイスティングを繰り広げる様子はまるで、コスメショップで選びきれないリップカラーを試してるよう。
まとめ
「大麻を使って感じた感覚は、瞑想的でリラックスでき、『ハイになれるドラッグ』のようなイメージとは全く違った」と話す2人。その感覚は緊張感を和らげ、自分や他人をありのままに受け入れるピースフルな精神状態をもたらしてくれたそう。
日本の私達には遠いものである大麻。国内においてはその実情がどういうものかわからないまま、地球の反対側では、今日も新しいヘンプカルチャーが生まれているのかも。
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インスタグラムアカウント:@chronicgals420
ウェブサイト: chronicgals.com